
久しぶりに、私の夢に「奥田民生」が登場しました。
ええと、大好きなんです。
電車内を歩いていると、見覚えのある後姿がつり革を持って立っていた。
「!奥田民生だ・・・」
カァッと全身が熱くなり頭は朦朧。
「ど、どうしよう」
勇気を振り絞って彼の右腕にそっと触れ「すいません」と声をかけた。
一緒に写真を撮ってもらいたいと思ったが、あいにく私のカメラは一眼レフ。
これでは誰かに「すいませんシャッター押してもらえますか?」とは頼みにくい。
ああ・・・なんで一眼レフなんて買ってしまったんだろうか私は。ばかばかばか私のばか。
そして出た言葉は「握手して頂けますか」。
彼はこころよく私の頼みに応じてくれた。
あまりの嬉しさに声が出ない。何も言えない。
ただただ彼の手を握るだけ。
そう、握る。握る。ひたすら握る。握りつづける。
そのうち握り合っている彼と私の間に乗客が押し寄せ、姿が半分見えなくなりつつもまだ握る。
「・・・じゃあ降りるんで」と苦い笑みを浮かべた彼が、私の手を離して電車を降りていった。
彼の降りたホームが遠ざかるのを眺めながら私は思った。
「しまった!彼はここで降りる予定じゃなかったのに!」
<終わり>
ええ、そりゃもう気持ち悪いっつー話です。
現実でやらないよう気をつけます。